アルタイ・モンゴル 3日目 0726
アルタイ・モンゴル 3日目 0726
朝、目覚めると昨夜の嵐のなか現地スタッフが
設置してくれたテント式の簡易トイレは無惨にもグチャっと傾きつぶれていました f^_^;)
そして、目の前には大きなダヤン湖が陽の光を受け湖面をキラキラと輝かせる、眩しく美しい景色がひろがります。
ほぼ毎回そうですが、団長が岩画ポイントを指定し日本の旅行会社が現地のエージェントに依頼をし現地スタッフが下見を重ねコーディネートをしてくれています。
なので、日本人添乗員さんも含めメンバーの中の誰も行ったことがない旅なのです。
何があるのか? どんなところなのか?
行ってみてからのお楽しみです。
ということで、モンゴル3日目
今日はいよいよ岩画調査に向かいます。
ゲルを出発しデコボコ道を走ること
約30分ほどでビルート山に到着。
ウルギー博物館のダレージャ先生の案内で到着したポイントには、これまで見たことのない
流れるような曲線で刻された数頭の「馬」の岩画に出会えました。
その写実的表現は実に見事で、今にも動きだしそうに生き生きと刻されています。
大きさは1メートルを超え人が乗っているものもいくつかありました。
ダレージャ先生によると約15,000〜8,000年前のものだそうです。
その周辺にはアイベックス、牛などがたくさん刻られていますが、大きな馬の岩画が刻られている場所は太陽が燦々とあたる眺望の良いところで
古代の人々は、祈りの場をしっかりと選んでいたことがわかります。
わたし達が岩山に登っていると放牧された羊の群れが山から降りてきました。
その後ろからは馬に乗ったカザフの少女が近づいてきてくれました。
その顔つきは、とても逞しく自然の中で暮らす厳しさと誇りを全身から漂よわせる凛々しい姿でした。
遅めのランチを草原でとり今回の旅の大本命
シウイト山へ向かいます。
さらに西へ走ること70キロ
道はますます悪くなり窓ガラスに頭を打つけること数回 f^_^;)
車が通ることのできない水路をドライバーさんがシャベルで埋め、またしても迫る日没時間とたたかいながら車は走り続けます。
スーパードライビングテクニックのおかげで予定よりも少し早く宿泊地に到着‼︎
しかし、そこで知った驚愕の事実。。。
なんと…ゲルが一つしかない。。。
わたし達の宿泊するゲルはツーリストゲルではなく遊牧民から借りてる本物ののゲルだそうです。
…が、なんらかの手違いによりゲルが足りない。
急遽、手配されたテントで一夜を過ごすことになりました。
そこで、ゲルには女性・体調が優れない方を優先に5名が宿泊することになりました。
残りはテントか車中 という選択のなか
わたしはメンバーの中でただ一人、車中泊を選択しました。
理由は車のシートのほうが、テントよりも寝心地がよく、暖かいだろうという直感。
結果、大正解でした‼︎
ストーブがあり暖かいはずのゲルは夜中にストーブが消え、換気のために開けてある
天井穴から冷気が入りとても寒かったそうです。
そして、テントには霜がおりていました。
夏とはいえ朝晩は気温がグッと下がります。
この日の朝は、2〜3度だったのではないでしょうか。
このシウイト山では三連泊の予定。
今夜にはゲルが用意され、ゆっくり休めるはずです。
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現代書作家 撫子 オフィシャルサイト
http://y-nadeshiko.net
~展覧会情報~
カジュアルアート印展
2015年8月20日(木)~8月26日(水)
AM11:00~PM7:00 最終日PM2:00終了
ギャラリー コンセプト21
東京都港区北青山3-15-16
~個展~
撫子展
2015年10月15日(水)~10月20日(火)
AM10:00~PM5:00 最終日PM4:00終了
妙香園画廊
名古屋市中区栄3丁目14-14