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アルタイ・モンゴル 5日目 0728

カテゴリ:旅

アルタイ・モンゴル 5日目 0728

朝食後、念のため酸素ボンベの酸素を吸うと眼の奥の痛みもとれ、頭もスッキリしました。
やっぱり高山病だったようです。

昨日の「神の鹿」のポイントは標高2,900メートルだったそうです。 しんどい訳ですね。

体調も回復しいよいよ「神の鹿」へ。
日本から持参した御塩・御神酒・御線香でメンバーが1人ずつ「神の鹿」の前で手を合わせます。

この岩山は特別なエネルギーが溢れているのを感じます。
すぐそばには川が流れ、風の通り道になっていて岩山全体が巨大な神殿のようです。


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古代遊牧民たちは、太陽、月、空を崇めてきました。そして、神々の棲む山を望む草原で精霊とともに暮らしてきたのです。

そのなかで、鹿は天からの使いの動物として見られていました。

一万数千年もの時を経て鎮座し続ける神の姿を前にし、胸が熱くなります。


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吹き抜ける風の音、流れる雲、見渡す限りの緑、雄大な山の峰々、
眼を閉じると自分の小ささ・地球の大きさ、大自然の畏敬の念を感じます。

ただ在る ここに在る
なんてシンプルな心地良さなんでしょう。


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これまで幾つかの岩画ポイントに行きましたがわたしはこのシウイト山がイチバン好きです。

懐かしいような どこかしっくりするようないつまでもこの場所に居たい…そんな安心感を覚えました。



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ゲルへ戻る頃、雨がポツポツと降ってきました。
この時期の雨は珍しいとのこと。

今夜には用意されるはずだったストーブと発電機は やっぱり届かず…。
気の毒に思った男性陣が自分達のゲルのストーブと発電機をわたし達に譲ってくれました。

そして何日かぶりにゲルに裸電球が灯りました!
灯りってスゴイ‼
闇を照らすだけじゃなくて気持ちまで明るく前向きにしてくれるんです!
電球のオレンジ色を見てるだけで心が和みます。

古代の人々が「火」を手にいれたとき、いったい何を思ったのでしょう?
きっと間違いなく神の存在を見たにちがいありません。

ひとつの裸電球から想像力がふくらみ、遥か古代へ想いを馳せます。

そんな空想を楽しみながら、今夜こそ ゆっくり眠りにつくことができる…と
この時は心底ホッとしたのです。

夕食のために食堂ゲルへ向かいますが、雨はますます強く降り続きます。

夕食を済ませてゲルへ戻ると…

なんと…

雨漏り *1)))

しかも、1ヶ所ではなく アチコチからボタボタと水滴が…。

そして、ゲルの床の間からは降った雨が地面から浸み込み大きな水たまりができています‼

置いておいたリュックがびしょ濡れ (>_<)
スーツケースも泥だらけ
ベッドにも雨が降り注ぎます…。

急いで現地スタッフを呼び、ゲルにビニールシートを被せてもらうようにお願いします!

漏電の危険があるためスタッフが電球の場所を移動しようとした瞬間!

バーーン!!!!

もの凄い音ともに火花を散らし電球が床に落ちて割れてしまいました(涙)

そして、ゲルは一転暗闇に包まれたのです…。

替えの電球が有るはずもなく、今夜も暗闇生活が決定したのでした …>_<…

でも、ストーブがある‼

しかし、燃料は細い小枝が少量しかなく
就寝を前に残酷にもすべて燃え尽きてしまいました(涙)

結局、いつも通り暗く寒い夜を過ごすことに。。



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そしてそして、もうひとつの心配は
この雨が降り続き川の水が増水して橋が渡れなくなること。

そんな不安を抱えながら朝を待ちます。


゜・*:.。. .。.:*・゜゜・*:.。. .。.:*・゜゜・*:.。. .。.:*・゜゜・*:.。.

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http://y-nadeshiko.net

~展覧会情報~
カジュアルアート印展
2015年8月20日(木)~8月26日(水)
AM11:00~PM7:00 最終日PM2:00終了
ギャラリー コンセプト21
東京都港区北青山3-15-16  

~個展~
撫子展
2015年10月15日(水)~10月20日(火)
AM10:00~PM5:00 最終日PM4:00終了
妙香園画廊
名古屋市中区栄3丁目14-14


*1 *2
*2 ;゜Д゜

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