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山田公雪冤碑

山田公雪冤碑

奈良県桜井市にある山田寺址を訪れたのは2年ほど前のこと。
画像の説明
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蘇我倉山田石川麻呂の発願により建立された山田寺は、わが国でもっとも古い寺院に属します。
現存する国宝・山田寺仏頭はあまりにも有名。

しかし、石川麻呂は、その完成を見ぬうちに、讒言に遭ってこの寺で自害しました。
孝徳天皇文化五年のことです。
この山田寺址に「山田公雪冤碑」が建っています。
この碑は、石川麻呂の子孫の山田重貞という人が、天保年間(1841年)に建立したもの。
「雪冤」とは、「無実の罪を晴らして潔白を証明する」という意味。
大化の改新の功労者「石川麻呂」が自害してからおよそ1,000年後の江戸時代に,先祖の「無実の罪を晴らして潔白を証明する」ために建てられたといわれています。
碑文は幕末の三筆 貫名海屋の筆によるもの。
褚遂良の筆法を受け継ぐ名品です。
現在は礎石によって往時を偲ぶのみの広大な寺址は、歴史を感じることができる貴重な場所。
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今年はこの「山田公雪冤碑」をガッツリと学びます。
目を閉じて見えた景色、風の匂ひ、先祖を偲ぶ誇り高き思い…。 どこまで迫れるか。


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