當麻寺天平古材印
當麻寺天平古材印
あるご縁で知り合った古美術店の企画展のお仕事をさせていただきました。
仏教美術から茶道具、縄文、朝鮮、アイヌ…etc
知らない世界をたくさん学ばせていただいています。
店主 Instagramからの引用投稿です。
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「さは」
2020年當麻寺西塔の解体修理完了のニュースが記憶に新しいが、東塔は明治44年~大正4年に行われた
この時外された東塔古材が箱根の別荘地に眠っていた
一部は杉本博司氏のところへ
BRUTUS「杉本博司を知っていますか?」に掲載されている當麻寺古材のインスタレーションがそれだ
また近年改修されたMOAの柱に、この時の當麻寺古材が使用された
今回はこの當麻寺の古材だけでも
大小さまざま41点あります
このままhonograから當麻寺古材が出てしまうと、記録も焼印も無いため、古材がたどってきた「記憶」が失われてしまう…
現在皆さんの手元にある古材もいつの頃かまでは、どこのお寺の古材だったかと分かっていたのですが記録や焼印が無いため「記憶」が失われてしまったのです
今回の企画展の始まりは、この「記憶」を留めたいという事から始まりました
今回の冊子には當麻寺古材を全点収録し、全点に「當麻寺天平古材」の印を押し張り紙(はりし)をすることにしました
印の制作をお願いしたのは書家の撫子さん
歴史背景も勉強され造形が深い方です
文字は篆書体で天平時代の大和古印を意識して制作していただきました
大和古印は4文字で収まりがよいのですが、今回は7文字。
かなり苦心していただきましたが、おかげさまで納得の印が出来上がりました
今回はこの「當麻寺天平古材」の印を冊子掲載古材に押します
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